Stable Diffusionで想像通りの絵を生成するためには、「プロンプト」の書き方が重要です。
この記事では、特に初心者が失敗しないために覚えておきたい「5つのコツ」をわかりやすく解説します。
必ず押さえたい、Stable Diffusionのプロンプト5つのコツ
① 優先順位の高い要素は先頭に配置する
Stable Diffusionはプロンプトの先頭部分を優先的に処理します。
もっとも大切なテーマや欲しい情報は、プロンプトの最初に書きましょう。
② カンマで要素を分ける
各要素を「,」で区切ると、単語ごとに分析されやすくなり、とても簡単に許感のある絵が出やすくなります。
③ トークン数は75以内に
Stable Diffusionは75トークンごとにプロンプトを分割処理します。これを超えると意図通りの絵が出ないことも。
短めのプロンプトから始めて、試行錯誤で要素を追加し探ってみましょう。
④ 括弧()やコロン:で要素を強調できる
要素に重要度を付与するには、括弧やコロンを使います。プロンプトの要素の中で特にこの指示は大事というものがあったり、プロンプトを調整するにあたり強弱を設定して調整してみたいときは()や:をプロンプトの中に追記すると重要度で強弱をつけることが出来ます。
例:(masterpiece:1.3) → masterpieceを強調したいときの記述
⑤ ネガティブプロンプトで除外する
出てほしくない要素は、ネガティブプロンプトとして指定することができます。
例:blurry, low quality, bad hands
これで、不要素を回避した絵が出る確率が高まります。
Stable Diffusionとは?プロンプトの基本からおさらい
Stable Diffusionとは?どんな画像生成AI?
Stable Diffusionは、テキストから画像を生成できるAIです。オープンソースで提供されており、コストの低さとカスタマイズ性と画質の高さが特徴です。
ローカル環境にソフトウェアをインストールして使用すればインターネット環境なしでも使う事ができ、商用利用に関しても商用利用しやすいものになっていますローカル環境にソフトウェアをインストールして使用すればインターネット環境なしでも使う事ができ、商用利用に関しても商用利用しやすいものになっています
プロンプトの役割|「絵の説明書」としての言語指示
プロンプトとは、AIに描いてもらうための「絵の説明書」のようなものです。言葉で細かく指定すればするほど、理想の絵に近づきます。
背景や画風さらには既存の画像を入れることで、AIにどういう絵が欲しいかをプロンプトとして伝えます。そのプロンプトにある説明を元にAIはイラストを生成します。
どんな文章を書けばイラストになるのか?
「少女, 春の公園, ピンクのワンピース, 逆光で笑顔」など、主語・情景・色・表情などをできるだけ具体的に組み合わせて書きましょう。
漫画風やアニメ風、水彩画風などイラストをどんな媒体で書いたようにしたいかも指示することが出来ます。
よくあるプロンプトの失敗例とその対処法
「イメージと違う」原因はプロンプトの曖昧さ
→主語や背景があいまいだと、ぼんやりした画像になりがち。具体的な言葉を使いましょう。
想像したイラストがうまく出力できないのはプロンプトが原因である事が多々あります。背景は何色か目は大きめか、線はどんな感じか、髪色は?表情は?一つ一つ丁寧に指定しましょう。
「ごちゃごちゃした画像」→キーワードが多すぎ?
→ 詰め込みすぎると混乱した画像になります。重要なキーワードを厳選しましょう。
逆に指定しすぎてしまうとこれまた、ごちゃごちゃしてしまいます。何を描いてほしいのかなんのためにそのイラストを出力したいのか明確に決めて出力しましょう。
「顔や手が崩れる」→ネガティブプロンプト不足の可能性
→ bad hands, disfigured face, blurry などをネガティブに指定すると安定します。
顔や手が崩れる、イラストがおかしい。その場合にはネガティブプロンプトを使用しましょう。ネガティブプロンプトを活用することで「これじゃない」を的確にAIに伝える事が出来ます。
実践!プロンプト例とその解説【初心者向け】
人物イラスト編
例:16歳の少女, 学生服, 春の桜並木, 朝の光, 微笑む, アニメ風, 柔らかいタッチ
→ 主体・季節・表情・画風まで一通り指定したパターン。
風景イラスト編
例:霧がかった山の湖, 朝焼け, 静かな雰囲気, 写実的, ローアングル
→ 雰囲気と視点を明示することでリアルな空間が描かれる。
ファンタジー・SF編
例:ネオン輝く未来都市, 透明な翼のドラゴン, 夜空, 光の粒, サイバーパンク風
→ 背景と被写体のミックスで世界観を構築。
まとめ|最初の一枚を成功させてプロンプト力を磨こう
まずは「試してみること」が一番の学び
完璧を求めず、まず1枚を作ってみることでコツがつかめます。
うまくいかないときは「コツ5つ」に立ち返る
結果が出ないときは、この記事の冒頭に戻ってプロンプトを見直してみましょう。
StableDiffusionのプロンプト生成用のGPTs
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