Checkpointとは、AIが学習した知識や傾向をまとめた「学習済みモデルファイル」です。
StableDiffusionでのModelsの一種で、一番基礎となるファイルです。
Stable Diffusionでは、このCheckpointとを差し替えることで、生成される画像の作風・クオリティ・得意ジャンルを大きく変えることができます。
CheckpointとLoRA・VAEの違い
| 種類 | 役割 |
|---|---|
| Checkpoint | 全体の作風や質感を決める「ベース」 |
| LoRA | 特定のキャラ・衣装・構図などを強化する追加要素 |
| VAE | 色合いやディテール処理に関与する補助ファイル |
Checkpointはまさに「基礎」を決めるパーツであり、LoRAなどの他の拡張要素と組み合わせることで、より理想に近い絵を出力できます。
一番Checkファイルが大容量のファイルになっており。Modelsファイルの一番根幹にあたるファイルです。これがないと思ったようにイラストを生成することは難しいといえるでしょう。
用途別｜おすすめCheckpointモデル一覧
🎨 アニメ風に強いモデル
- Anything v4.5
→ 美少女やアニメ調キャラに最適。安定した出力で初心者にも扱いやすい定番モデル。 - MeinaMixシリーズ
→ 繊細で透明感のある描写が特徴。背景の柔らかさや瞳の輝きにこだわりたい人向け。
📸 写実・リアル系に強いモデル
- Realistic Vision v5.1
→ 実写に近い肌や陰影の表現が強み。人物・風景のリアル系表現におすすめ。 - Deliberate v2.0
→ クールで大人っぽい雰囲気のポートレート向け。ファッション寄り。
🐉 ファンタジー・アート系に強いモデル
- RevAnimated
→ ファンタジックな世界観を得意とし、RPG風キャラクターの描写に最適。 - Juggernaut XL
→ 重厚で圧のある構図に強い。漫画・イラスト寄りのアートスタイル。
Checkpointのダウンロード方法と注意点
✅ 安全に入手できるおすすめサイト
- Civitai（https://civitai.com）
→ 人気のCheckpointが数多く掲載。作例や評価付きで選びやすい。 - Hugging Face（https://huggingface.co）
→ 学術系・公式寄りのモデルが中心。信頼性重視の人向け。
⚠ 注意ポイント
- 信頼できる作者・人気モデルを選ぶこと
→ 評価数・DL数が多いモデルは安定感があります。評価やDL数が多いモデルはそれだけたくさんの人が安全に使えているという事を示唆してくれます。 .safetensors形式が推奨
→ 悪意のあるコードを紛れ込まないように強く対策されていて権威ある監査部門に監査された末認められたため、セキュリティ上のリスクが低く、今は主流の形式です。
🛠 導入手順（例：AUTOMATIC1111 WebUIの場合）
- モデルファイル（
.ckptまたは.safetensors）をダウンロード stable-diffusion-webui/models/Stable-diffusionフォルダに移動- WebUIを再起動する
- モデル選択メニューから該当モデルを選択
これで、新しいCheckpointでの画像生成が可能になります。
よくある質問（FAQ）
Q1. モデルを切り替えると何が変わる？
→ 絵柄・顔のバランス・色の出方が大きく変化します。同じプロンプトでもまったく違う画像になります。
Q2. モデルが反映されないのはなぜ？
→ WebUIの再起動忘れや、フォルダのパス違いが原因になっていることが多いです。
Q3. 複数モデルの違いを比べたいときは？
→ 同じプロンプトで複数回出力し、並べて比較すると違いがわかりやすいです。Civitaiの作例比較も便利です。
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