Stable Diffusionとは?超簡単に解説
Stable Diffusionは、テキスト(文章)からイラストや写真のような画像を生成できるAIモデルです。オープンソースで開発され、誰でも自由に使うことができるため、世界中で爆発的に人気を集めています。
他の生成AIとの大きな違いは設計図が公開されているソフトウェア(OSS)なので、Stable Diffusionとして使っているうちは商用利用の自由度が高く更に、ローカル環境にインストールすれば無料で使う事ができ、クラウド版のサービスを利用するにしても比較的低コストで利用できます。
しかし、自由度が高くカスタマイズ性に優れるということは設定項目が多くなり、初心者の方には少し複雑に感じてしまう上にローカル環境にインストールするにはNVIDIA製の部品(GPU)が入ったPCを購入する必要があるなどメリットデメリットがあります。
Stable Diffusionが注目される理由
- オープンソースで誰でも利用・改造できる
- 無料または低コストで始められる(クラウドサービスやローカル環境)
- 商用利用も可能(一部条件あり)
- カスタマイズ性が高く、独自モデルの作成もできる
自由度が高くローカル環境にインストールする事で、無料で使い続けることもできるというのが、StableDiffusionの大きな特徴になります。
Stable Diffusionでできること
- 好きなテーマ・スタイルの画像を生成する(例:アニメ風、リアル風、油絵風など)
- 写真をイラスト風に変換する(img2img機能)
- 自分だけのキャラクターや絵柄を学習させる(LoRA、DreamBooth)
- 背景や細部を指定して編集する
イラストのテーマやスタイルはもちろん自由にでき、何より自分だけのキャラクターを学習してもらえるというのが魅力的です。
生成AIで漫画を描こうすると、別コマで同じキャラクターが生成されないというのが、最初の大きな壁になるのですが、Stable Diffusionを使えばこの壁を楽々突破できます。
他の画像生成AI(DALL·E、CANVAなど)との違い

- ローカル環境にインストールすればインターネットなしで使える。
- カスタマイズ・自由度が非常に高い
- インストールや初期設定がやや複雑(専門のエンジニア一年目でも多少苦労するレベル)
Stable Diffusionを使うときの注意点
- 無断学習素材を利用していないか確認する
- 人物写真の生成・使用に注意(プライバシー・肖像権問題)
- スペックがある程度必要。(GPUがNVIDIA製である必要があり)
Stable Diffusionには追加学習をしてもらえる機能がありますが、その際に著作権に守られている作品を学習させてしまうと後々にトラブルになる可能性が発生します。
さらにローカル環境にインストールするためにある程度のスペックのPCが必要になります。
Stable Diffusionを使うには?初心者向けスタートガイド
Stable Diffusionにはローカル環境にインストールする方法と、クラウドサービスに登録し、使用する方法があります。
クラウドサービスというのは簡単に言うと企業がStable Diffusionをセッティングしたコンピューター用意したから皆でお金出し合ってインターネット越しで使おうねということです。
ローカル環境にインストールは自分のパソコンにStable Diffusionをいれて使っちゃおうということです。
- クラウド版(例:ConoHaAI、DreamStudio)を使う → 簡単・すぐ試せる
- ローカルインストール(WebUI:AUTOMATIC1111版など) → カスタマイズ・高機能

Stable Diffusionのローカル環境に必要な最低スペックと推奨スペック
最低動作環境
- GPU: NVIDIA製 グラフィックボード (VRAM 4GB以上) ※NVIDIA製である事が必須です。
- CPU: Intel Core i5 または Ryzen 5 相当
- メモリ: 8GB以上
- ストレージ: 空き容量20GB以上(モデル・出力ファイル保存用)
- OS: Windows 10 / 11、またはLinux
※動作はするが、生成に時間がかかったり、サイズや精度に制限が出る可能性あり。
推奨環境
- GPU: NVIDIA RTX 3060 以上(VRAM 8GB以上推奨)
- CPU: Intel Core i7 / Ryzen 7クラス以上
- メモリ: 16GB以上(できれば32GBあると快適)
- ストレージ: SSD(読み書き高速化)+ 空き容量50GB以上
- OS: Windows 11 またはLinux最新版
※特にGPUの性能(VRAM容量)は、生成速度や画質に直結します。なるべくハイスペックなグラボを選びましょう!
まとめ|Stable Diffusionでクリエイティブをもっと自由に
Stable Diffusionは、想像した世界をそのまま画像にできる夢のツールです。まずは簡単なクラウドサービス版で試し、少しずつプロンプトやカスタマイズを覚えていけば、あなたの創造力は無限に広がります!
以下にクラウドサービスを載せておくので、お試しください!

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