「プロンプトの書き方がよくわからない…」「毎回思った通りの結果が出ない…」 そんなふうに悩んでいるなら、実はその悩み、AIに相談すること自体が解決策になります。
この記事では、ChatGPTなどの生成AIを使って、「プロンプトの作り方をAIに考えさせる」方法を、初心者向けにわかりやすく解説していきます。
そもそもプロンプトとは?なぜ重要なの?
プロンプト=AIへの“指示文”、出力の質を決めるカギ
生成AIに対して「何をしたいか」を伝えるのがプロンプトです。たとえば
- 「ブログタイトルを10個提案して」
- 「猫のイラストをアニメ風で描いて」
といった具合に、AIはこの“指示文”をもとに動きます。
「うまく使えない」=プロンプトの精度不足
多くの人が「AIで出力しても思った結果が出てこない」と感じるのは、プロンプトが曖昧・不足しているのが原因です。
たとえば、多くのAIは日本語より英語の単語を多く記憶しています。なので日本語で指示するより、英語で指示したほうがより細かいところまで指示が出せるのです。このように人に指示を伝える事とAIに指示を伝える事には違いがあります。この違いが、AI生成がうまくいかない原因なのです。
実は、プロンプトの作り方もAIに相談できる!
「プロンプトのプロンプト」とも言えますが、“プロンプトを作るための指示”もAIは理解できます。 つまり「この用途に合うプロンプトを作って」とお願いすればOKです。
プロンプト作りに悩むなら、AIに考えさせよう
「何を書けばいいのかわからない…」をそのまま聞けばいい
初心者がよくつまずく「何を書けば伝わるのか?」という悩み。これをそのままChatGPTなどの対話型AIに相談すれば、丁寧にヒントをくれます。
AIは“プロンプト設計のアシスタント”として活用できる
AIは正しい問いを与えれば、プロンプトの雛形・構成・改善案まで考えてくれます。
「用途×対象×目的」だけ伝えれば雛形を出してくれる
たとえば「初心者向けにブログ記事を書きたい」「副業アイデアを紹介したい」など、 ざっくり目的を伝えるだけでもそれに合ったプロンプト案を出力できます。
さらに用途や対象まで伝えるとより具体的なところまで合わせたプロンプトを出力してくれます。
実践!AIにプロンプトを作ってもらう3ステップ
ステップ①|まず「何を作りたいか」をAIと一緒に考える
たとえば:
- 「副業に関する初心者向けのブログ記事を作りたい」
- 「かわいい猫のイラストをAIに描いてもらいたい」
このように作りたいコンテンツの方向性をAIと相談しながら明確にしていきます。
AIが生成に必要な要素をヒアリングしてくれます。
ステップ②|目的に合ったプロンプトをAIに出力させる

例:「かわいい猫のイラストをAIに描いてもらいたい」と依頼。 ChatGPTはプロンプトに必要な情報を聞いてくれます。
ステップ③|生成されたプロンプトを検証&改良していく

プロンプトが生成されるので、確認します。
- 「光加減は昼間の陽光の中にして」
- 「LoRAなしのプロンプトにして」
など、何度か調整を繰り返すことで、自分の使いやすいプロンプトが完成します。
よく使われるプロンプトテンプレ例
- 「〇〇について初心者向けに解説するブログ構成を作って」
- 「アニメ風の女の子、背景は桜並木、笑顔で立っている画像を生成するプロンプトを出力して」
AIに聞くことで“プロンプトのコツ”も自然に学べる
「このプロンプトの改善点は?」と聞くと添削してくれる
ChatGPTに「このプロンプト、もっと良くできる?」と相談すれば、改善案を出してくれます。
具体的にどんな状況の指示が必要なのか思い浮かばなかったりする時に、「これとこれとについて指示だして」というように案をだしてくれます。
あとは、それについて端的に入力してあげればチャット履歴を元にプロンプトを作成してくれます。
「目的別のプロンプト設計法を教えて」でもOK
「ブログ用」「画像生成用」「質問応答ボット用」など、目的に応じて設計のヒントももらえます。
個人的にいくつか、MyGPTsを作ったりしているのですが、その際は完全にこういうの作りたいと丸投げしています。
AIを“プロンプトの家庭教師”にする視点が大切
プロンプトの勉強を一人でするよりも、AIを会話相手にして学ぶほうが楽しく効率的です。
場合によってどんな指示が必要か、形容詞はどんな形容詞なら理解してくれるかが、1人で勉強していても見えてこないところになります。
しかし、ChatGPTに聞けば場合を理解して回答してくれ、AIが理解しやすい形容詞で答えてくれるので、経験則として知識の深まりが効率的になります。
よくある疑問&つまずきポイントQ&A
Q:同じプロンプトなのに結果が毎回違うのはなぜ?
A:生成AIはランダム性があるためです。必要なら「シード値」などで固定が可能なAIもあります。
Q:プロンプトが長くなると逆に失敗する?
A:要点が不明瞭になると重要な指示が認識されないため失敗しやすいので、構造化+重要なワードは先にがコツです。
Q:AIに頼っても成長できるの?
A:むしろ“対話しながら学ぶ”ことで、プロンプト設計力は自然に向上します!
人は聞いている時より、話している時や書いている時により深く理解します。
AIにプロンプトを構築してもらう指示を出すのも一緒のプロンプトなので、AIのプロンプトによる反応の知識が深まります。
まとめ|プロンプトが苦手な人こそ、AIと一緒に上達しよう
プロンプト作成に正解はありません。だからこそ:
- 迷ったらAIに聞く
- 何度も試す
- 少しずつ改善する このプロセスが、最短かつ最良の学び方になります。
「AIを使う」ではなく、「AIと組む」感覚で、あなたのプロンプト力を一歩ずつ育てていきましょう!
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